| だから貴方には敵わない1 |の続きです。
先にそちらをご覧ください




*注意
・この話は最終的にオチが成人指定になる予定です。
そのため、最後までごらんになれない方は、ご了承ください。

・全3本になる予定。
・管理人は文章書くの初めてです。



以上のことをふまえて、ごらんください。



戻る場合はこちらからお戻りください。

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「よく食べるね…」
「成長期ですからー」
そう答えるとヒビキは2本目のフランクフルトにかじりついた。
呆れ顔で、時にヒビキの荷物持ちになりながら着いて行くマツバと、食べ物を片時も絶やさないヒビキ。
出店の立つ大通りに戻ってきてから二人はずっとこの調子だった。
カップルというより子守りである。
「明日は野菜多めにしようね」
「えー」
なんだかデートっぽくはないな、とわかってはいる。
しかし、買いすぎる自分もだが、持てない分を持ってくれるマツバもマツバだと思う。
なんだかその人に持ってもらっているリンゴ飴が妙に美味しそうに見えた。
 
 
ただヒビキは不思議に思っていた。
人が多い所に戻れば当然先ほどのように人が集まったりするのでは、と考えていたのだが、その懸念は無意味のようである。
何ら変わっていない筈なのに、誰一人、マツバに声をかけようという人は現れていない。
時々、後ろの方で黄色い声は聞こえたが、話しかける人はいなかった。
それが不思議でならない。
 
もしかしたら、ぼくが気付かないだけで、
この人は何か特殊な力を使ってるんじゃないかな…
 
ヒビキは先程の、マツバがはっきりと喋っただけで皆が静まったことを思い出す。
 
…この人、ポケモンなんじゃないかな…
 
付き合い始めて半年以上。マツバの不思議は増えるばかりだった。
 
 
ちょうどフランクフルトが食べ終わった時、少し開けた空間に出た。
目の前には川があり、遮る木や建物がない、花火を見るのに絶好のスポットだ。
すでに多くの人達が密集して、前から順に座り、花火が上がる時をまっている。
「ああ、ここも人がいっぱいだね」
「でもさっきの場所よりましですよ。ここでいいんじゃないですか?」
さっき通った場所はもう人が多すぎて見づらいだろうと諦めた。特にヒビキはまだ子供で、背も低い。大人に囲まれては楽しめないだろうというマツバの配慮だった。
そうだね、とマツバが答え、二人は前の方の空いてるところに座る。
「ふー」
「疲れたかい?」
「少しだけー」
ヒビキは、だらけながらマツバに持ってもらっていたリンゴ飴を受け取る。
食べる気力は減らないんだね、と言われるが、気にも留めず、舐め始めた。
 
「でもきっと、ぼく一人で来てたら、もっともみくちゃにされてたんだろうなって思います」
情けないような笑い話。
でもマツバは自分が歩きやすいように進んでくれるし、流されそうになると引っ張ってくれた。
その何気ない配慮がこの人らしい。しかし
「はは、それはいけないね」
じゃあ今度からはヒビキ君一人で人の多い所に行くのは禁止ね、と本気のような冗談が、本気に聞こえるのがマツバの怖い所。
結局はどっちなんだろう…
ヒビキはそう悩みながら静かにリンゴ飴を食べ続けた。
 
 
そうして少しの沈黙が流れた。
 
マツバが話し始めたのはヒビキがリンゴ飴を食べ終わった頃。
「人が多くなってきたね」
やって来た頃には空いていた周りも、すでに家族連れやカップルが座っていて、大通りに戻るのも苦労しそうである。
マツバはにっこりと笑っている。
 
「ヒビキ君、ここにおいでよ」
ここ、とは。
 
マツバの手は本人の股の間を指している。
 
「えっ、何言ってるんですか!」
「おいで」
「だめですよ!誰かに見られたら!」
ただでさえ、マツバは有名人なのだ。
しかし本人はものともしていないようで。
 
「大丈夫だよ、おいで」
またにっこり笑い、
 
「ねっ」
 
「―――」
それはマツバがヒビキに甘える時に使う言葉。
それには、なんとも弱い…のだ。
 
結局言われるがまま、前に座ってみた。
家にいる時は時々する体勢ではあるが、さすがに外では恥ずかしい。
「マツバさん…、やっぱり…」
しかし、抗議の声は途中で、会場のアナウンスに消されてしまった。
「ほら、始まるみたいだよ」
「もー」
 
そんなこんなで花火がはじまってしまった。
今が夜でよかったと心底思う。
おまけに人々は花火を見に来たから、誰もヒビキ達のことを気に留めなかった。
それに、ヒビキ自身も体勢を気にしてそわそわしたのは最初だけで、後ろ抱きされていることなんて忘れて花火に見入っていた。
  
から、まったく気付いていなかった。
後ろの男が考えていることに。











続きます。↓
| だから貴方には敵わない3 |
※続きは成人指定になります


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というわけで1のつづきです。

ラブラブ度を少しずつあげてくよ!

なんだろうこいつらwww


ていうか俺本当に松葉さんぽけもなんじゃないかなと思う(は

ヒビキ君はとりあえず理解できないとその人をぽけもだと思うみたいですね。
レヒビのヒビキ君もそうだ・・・。
天然なのかなんなのか。


フランク2本食いとかうらやましすぎる。
その食べてる姿見て、横の人がハアハアしてたらいい。







というわけで、全3話なのですが、
成人指定が見られない方はここまでになります。

中途半端で申し訳ありません (土下座)
でも別に続きなんてみんなの予想通りのことしかしないぜ!!!ww


だから続き読める年齢の方も読まなくていいと思うヨ!!!!!
あぷする意味とかしらないヨ!!!!!!!



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(10.8.19)