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だから貴方には敵わない3




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「わー、きれいですねー」
咲いては消える光と、辺りを包む大きな音が作り出す世界。ヒビキはそれに浸っていた。
そして、後ろの男の手はヒビキの胸元と下腹部に。
「わー…」
「……」
ひときわ大きな音と共に大きな花が咲くと、周りからも声が上がる。
「わ!すごっ!ねっマツバさん、今のすごくきれいっ!」
とマツバに意識を向けた時に気付いた。
 
その手が、甚平のあわせを縫って、肌に触れている…。
しかも、胸に。
「ちょっ何してっ」
「しー」
「いや、あのっ何っ…」
確かにここで、大声で騒ぐのは迷惑になる。
しかしこの状況はなんだ。
後ろから押さえられてるせいで、身動いで慌てるしか出来ないヒビキに、マツバの猛攻はやむ気配がない。
 
あまつさえ、
「そんな露出の高い服を着てるのが悪いんだよ」
などと言われる始末。
露出も何も、今は夏だし甚平はお祭りでよく着られているものだ。それのなにが悪いのだ。
 
そんな反論を考えているうちにも、マツバの手は胸の突起をいじってくる。
「ちょ、どこさわっ…ま、待ってくださいっ」
「しー。あんまり騒ぐと気付かれちゃうよ?」
「っ…じ、じゃあ止めましょうよ…!」
こんな所を誰かに見られて、一番困るのはマツバの方のはずである。
なのにその手はいつもの愛撫を止めない。
優しくつまんでは、指の腹で撫で、軽く爪を立てる。
それにどうしても感じてしまうのはそこが弱いからか。
こんな所でそんな場合ではないのに、ヒビキ自身も驚くほどに、うまく抵抗出来ない。
さらに耳元で名前を囁かれると、そんな気ではなかったのにそんな気になってしまいそうで。
「っあの…っ」
抗議も言わせないと言わんばかりに突起を強くつままれる。
マツバはただ、楽しそうだ。
 
「ヒビキ君、知ってる?」
 
とりあえず耳元で囁くのを止めてほしい…。
 
「こういうのを、羞恥プレイって言うんだよ」
 
言われて、理解した。
この人ははじめからそのつもりだったんだ。
「っ…」
 
マツバはプレイが好きだ。
プレイをする、自分を楽しんでいる。
その執着は怖いくらいで、時に犯罪のようなこともヒビキにしてきた。
だからその標的になる側にとってはとんでもない。
しかし抵抗しても更なる圧力で屈服させられる。
まれに骨にヒビが入ることもあるのだ。
いや、きちんと確認はしていないから、もしかしたら折れていたのかもしれないが。
だから、いつもマツバからプレイという言葉を聞くと諦める。
その方が、自分の為になる。不本意でも、仕方ないのだ。
その手から、逃れることは、出来ないのだから。
「―――――」
だからヒビキが出来ることは、周りに気付かれないように大人しくしていること。それだけ。
 
ヒビキが理解したのを見て、マツバの動きも遠慮がなくなる。
でも、こんな所でこんなことをしていていいのだろうか。
いや、いいはずはないが。
でも、なんでこんなこと…と思った時に、タイミング良く答えをくれるのがこの人。
耳元で本当に小さく、囁くように言った。
 
「ほら、いつもより“感じやすい”でしょ?」
「う…」
言われてみれば、そんな気もする。
不意にくっと爪を立てられ、もれそうになる声をおさえる。
こんな所で身体を弄られて悦がってる姿なんて見られる訳にはいかない、その緊張感がいつも以上に敏感にさせているのかもしれない。
なるほど、これはプレイだ。
そんなことを冷静に考える自分にも呆れる。
しかし、確かに、確実に、気持ちは昂っていく。
 
「ああほら、花火がきれいだねー」
なんて言われても、そんな気分にはなれない。
なんとも白々しくうらめしい。と思った矢先、行為はエスカレートした。
 
「っ…っあ!ちょっ!」
「しー」
「っ…!」
いや、静かにしていられるはずがない。
だって、下腹部に固定されていたマツバの左手が、ズボンの中に侵入してきたのだから。
ヒビキはさすがにだまっていられず、両手でマツバの手を止めようとする。が、それも意味をなさない。
すでに立ち上がりかけたそれは、触れられた瞬間に硬さを増す。
「っ!―っは…」
「ああ、もうこんなになっちゃって」
笑いながら言われるからさらに羞恥心が込み上げる。
マツバの手はそれのかたちを確かめるなり、愛撫をはじめて、
「―っ!」
静止するために移動した手は意味なく、声をおさえるために口元に戻った。
しかもマツバは、
「いけないコだね、ヒビキくん」
言葉責めも忘れない。
「っふっ…ん……!」
 
恥ずかしい。
なんでこんな所でこんなことをされているのか、わからない。
「はっ、んっ…っ」
なんでこんな所でそんな所を触られているのか。
恥ずかしい。
その手が先端をぐりっと刺激すれば、感じることしか出来なくて。
「あっ…!」
思わず上がった声を花火が消してくれた。
マツバはひたすら余裕そうで、くすくす笑っている。
「そんな声出してると気付かれちゃうよ?」
そう言いながら、手の動きは激しくなっていく。
「んんっ…はっ」
「ああ、それとも」
「ふっ…っ」
「みんなに見て欲しいの?」
下を強く握るのと同時に乳首もつままれる。
「ふあっ!…んっ」
抑えられなかった声が、まるで肯定のようで、
「ヒビキくんはやらしい子だね」
「――――っ」
穴があったら入ってしまいたい。
それでも自分の熱は抑えられない所まで迫ってきている。
はたして花火はどれだけ声を消してくれているのだろうか。
もう冷静に考えることもできない。
「ふ―――っんんっ」
花火も段々激しさを増していく。
その音で脳が麻痺しているのか、不思議な空間にいる気がして…。
限界が近い。
もう、だめだ。
抵抗したい思いと、早く終わらせたい思いがぶつかり合っている。
もう、だめだ。
 
こんなことされてるのに、何で嫌いになれないんだろう。
そんなに嫌じゃないってことなのかな…。
それはこの人が好きだから?
マツバさんに触られるのは嫌いじゃないから?
 
ああ、結局この人を拒むことはできないんだな。
なら、もういいか。
 
墜ちるところまで墜ちてみよう。
 
「っ!!――――」
不意に耳にあたたかい刺激を感じた。
ああ、もう…
本当にマツバさんは楽しそうだ…
その舌で耳を舐められて、
手で愛撫されて、
その腕の中でマツバにつつまれながら、
花火と共に熱を弾けさせた。
 
 
 
ああ、もう…
だからこの人には敵わないんだ…
 
羞恥心と疲労と快感につつまれながら、心に決めた。
 
………今日はもう、口利いてあげないんだから………。















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はい!!なんで読んじゃったのかな!!!!??wwww

「あんたなんで最後まで読んだのよ!!!
うっうれしいとかありがとうとかっ死んでも言わないんだからね!!!!」

(心境)

というわけでマツヒビでした。

実はこの続きのほうがタイトルの元なんですが、
もう小説では書かないので。
ここで区切りにさせてもらいます。


もう小説でえろ書かない。決めた。無理。

続きはもしかしたら漫画で描くかもしれないので冬くらいまで待ってください。
下手したら1年後かもしれませんがwwwww
まったく期待せずに。まあ頭のすみっこでひっそり覚えて…なくてもいいです。
かくかどうかもわからないんでwww
でも描きたいな。






というわけで、全3話でした。

なんかとりあえずうちのマツヒビはこんな感じです。
設定として読んでくれれば良いんじゃないかな!!!


骨折疑惑の話とかもネタはあるんだよー。
次はそれとか描きたいですねー。

プレイが大好きなんだそうですよ。
そんなまさかwwwww
もう半年くらい付き合ってるからね!
もう散々いろんなことやらされてるんでしょうね!

不憫・・・

とりあえず。
これ絶対周りの人気付いてるよねwwwwwwwwwwww
どうなのかなwwwwwwwww


最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!


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(10.9.6)